株式会社トータル保険サービス

お客様本位の業務運営方針に基づく取組状況を測る指標(2024年度)

トータル保険は、‘Your-side Solution’の実践に向けた取り組みを客観的に評価するため、成果指標(KPI)を定め、定期的に公表いたします。

お客様本位の業務運営方針に基づく取組状況を測る指標(2024年度)

‘Your-side Solution’の実践に向けた取り組みの成果(2024年度)

トータル保険は、お客様本位の業務運営方針に基づく取組状況、すなわち‘Your-side Solution’の実践に向けた取組状況を測る指標を客観的に評価するため、成果指標(KPI)を定め、定期的に公表いたします。

* なお、‘Your-side Solution’の詳細については、「経営理念とブランド戦略」をご覧ください。

1.トータル保険は、お客様にとっての価値を第一に考えます。(Customer Value First)

(1)お客様の暮らしや事業を豊かにする情報提供

a.セミナーコンテンツ動画の提供

2024年度はセミナー・相談会の開催を縮小しましたが、セミナーコンテンツ動画の配信により、企業の人的課題解決へ向けた情報提供を行ってまいりました。2025年度も引き続きお客様のニーズに沿ったコンテンツの充実に努めてまいります。

セミナーコンテンツ動画一覧(2025年6月時点)
セミナー動画コンテンツタイトル
知っておきたい社会保障制度とお金と健康 働く女性必見!女性のライフステージと健康
知っておきたい老後の柱「公的年金制度」 人生100年時代の介護の心構えと備え
「がん」について知りましょう 金融リテラシーセミナー

(2)お客様にとって分かりやすいご説明

a.重要な情報の分かりやすい提供

2024年度は、ご高齢のお客様への対応にかかわり管理専門部署が行うモニタリングを通じ、複数回のご説明や複数名によるご説明など、適切な対応が実施されていることを確認しました。

(3)お客様にとって最適な商品・サービスの提供

a.取扱保険会社数・新規契約件数等

2024年度の取扱保険会社は生命保険32社、損害保険21社となっております。引き続きお客様のニーズに、より的確に対応できるよう幅広い保険商品をご用意することができました。今後もこの水準を維持してまいりたいと考えています。(当社は複数の金融商品・サービスのパッケージ販売・推奨等は行っておらず、また金融商品の組成も行っていません。)

取扱保険会社数
2022年度 2023年度 2024年度
生命保険 32社 32社 32社
損害保険 21社 21社 21社

2024年度も多くのお客様から新たなご契約をお預かりすることができました。今後も高度なリスクソリューションの提供を通じ、より多くのお客様から選んでいただけるよう努力してまいります。

年間の新規契約件数 *
2022年度 2023年度 2024年度
生命保険新規契約件数(個人) 12,934件 11,816件 9,020件
生命保険新規契約件数(法人) 3,359件 3,279件 2,281件
損害保険新規契約件数(法人) 1,046件 1,008件 1,128件

* 手数料一定額以上の新規契約件数となります。

b.保険金・給付金の状況

私たちが個人のお客様にお勧めした生命保険や損害保険のうち、2024年度にお客様のお役に立った保険金・給付金の状況は以下の通りです。今後も、お客様に寄り添い、お客様への安心と安全の提供に、真摯に取り組んでまいります。

生命保険の保険金・給付金
2022年度 2023年度 2024年度
保険金 6,872百万円 5,698百万円 3,625百万円
給付金 14,073百万円 12,989百万円 10,817百万円
損害保険の保険金
2022年度 2023年度 2024年度
自動車保険 1,598百万円 2,022百万円 2,087百万円
火災保険 2,460百万円 3,060百万円 1,931百万円
その他 1,857百万円 3,558百万円 1,878百万円
c.利益相反の適切な管理

2024年度は、受け取る手数料の大小や、系列・出資・設立経緯等、その他のいかなる関係等にも影響されることなく、お客様のご意向に沿った適切な募集が実施されていることを確認いたしました。

(4)その他

私たちは、お客様にとっての価値を第一に考え、以下の取り組みを推進しています。

a.お客様のがんの早期発見のために

トータル保険サービスは、慶應義塾大学先端生命科学研究所発のヘルスケアベンチャーである株式会社サリバテックと提携し、 企業・団体等のお客様を対象に、だ液数滴で複数のがん罹患リスクを測定する検査サービス「SalivaChecker(サリバチェッカー)」の斡旋を開始しました。これは、当社が提供する「トータル・ヘルスケアソリューション」の一環であり、 斡旋先の企業・団体等に所属されているお客様が、がんを少しでも早期に発見いただくことで、仕事と治療が両立できる環境構築をお手伝いすることを目的としています。

b.お客様に向けた各種セミナーの公開

トータル保険サービスでは、皆様の職場に伺い、健康やマネーに関するさまざまなセミナーを行っており、また、その一部を動画にてウェブサイトに公開しています。

2.トータル保険は、お客様とのコミュニケーションを大切にします。(Communication)

2024年度は、ご契約を頂いているお客様へのアフターフォローに重点的に取り組むとともに、「お客様のご不満・ご要望等」の内、重要と思われる事例については引き続き、部署ごとに勉強会を実施するなどお客様の声を尊重する行動様式の浸透に努めてまいりました。今後も、お客様の声を業務の改善や品質の向上に生かすことができる体制の整備に努めてまいります。

(1)お客様のあらゆるビジネスシーンやライフステージに合わせた最適なソリューションの提供

お客様へのアフターフォロー件数
2022年度 2023年度 2024年度
お客様へのアフターフォロー社数 * 2,702社 1,934社 1,680社

* 第一分野または一定金額以上の第三分野の生命保険をご契約済で1年に1回以上接点を持った法人のお客様となります。

保険契約の継続率・更改率
2022年度 2023年度 2024年度
生命保険の継続率(24ヵ月) 95.7% 96.3% 96.1%
損害保険の更改率 90.4% 90.5% 91.4%
損害保険の相談件数・物件評価数
2022年度 2023年度 2024年度
損害保険相談受付件数 * 3,763件 3,903件 4,517件
損害保険物件評価数 50件 49件 51件

* 事故についてのご連絡・相談件数となります。

(2)お客様の声を生かした業務品質向上

おほめの言葉の受付状況
2022年度 2023年度 2024年度
おほめの言葉の受付件数 421件 296件 89件

* 2023年度よりおほめの言葉の集計基準を変更しております。

ご不満・ご要望等の内容別受付状況
2022年度 2023年度 2024年度
お客様関連 19件 7.8% 30件 16.4% 23件 10.0%
お申込関連 29件 11.9% 30件 16.4% 50件 21.8%
アフターフォロー関連 11件 4.5% 13件 7.1% 30件 13.1%
保険金・給付金関連 5件 2.0% 5件 2.7% 8件 3.5%
保険会社関連 141件 57.8% 64件 35.0% 58件 25.3%
その他 39件 16.0% 41件 16.8% 60件 26.2%
合計 244件 100.0% 183件 100.0% 229件 100.0%

(3)その他

私たちは、お客様とのコミュニケーションを向上させるため、以下の取り組みについても行ってまいりました。

a.自動車保険満期到来案内時のコミュニケーション

自動車保険の満期到来のご案内時にショートメールサービスを活用するとともに、手続書類にコミュニケーションカードをお付けしてお客様からのご意見・ご要望をお伺いしています。

b.親族連絡先制度のご案内

保険契約者以外のご親族の連絡先を登録する制度を、積極的にご案内することにより、突然の入院等でコミュニケーションが取れないケースを減らし、保険契約者のご家族の「安心」に貢献しています。

3.トータル保険は、プロとして対応することを大切にします。(Professionalism)

(1)リスクマネジメントのプロとしてのスキルアップ

スキルアップに向けた取り組み
2022年度 2023年度 2024年度
スキルアップに向けた研修回数 105回 103回 146回
コンプライアンス研修の回数 24回 23回 32回
営業成果報告件数 206件 193件 113件
専門資格保有者数 * 83人 75人 98人
募集人に占める割合 16.9% 15.6% 22.4%

*  AFP、CFP、FP(1・2級)資格保有者数となります。

(2)その他

私たちは、社員とその家族の健康保持・増進に取り組むことが、社員の働きがいや働きやすさにつながり、その結果、仕事の生産性向上等による企業の持続的成長につながるとの考えのもと、「健康経営宣言」を策定し、「健康経営」を積極的に推進しています。こうした取り組みをご評価いただき、経済産業省が認定する「健康経営優良法人制度」の「大規模法人部門」で「健康経営優良法人2025」に認定されました。今後も、より一層、全社員およびその家族の健康保持・増進に取り組み、健康と密接な関係のある保険のプロとして取り組んでまいります。

【ご参考】

1.「顧客本位の業務運営に関する原則」と当社「お客様本位の業務運営方針」との関係
当社は金融庁の「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択し、取組方針として「お客様本位の業務運営方針(‘Your-side Solution’の実践に向けた取り組み)」を制定のうえ、ウェブサイト上で公表していますが、原則の番号順の記載となっていないため、以下のとおり対応関係を明示します。

2.金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」「プロダクトガバナンスに関する補充原則」の内、非該当となる原則とその理由

  1. (1)原則5(注2)・原則6(注2):当社が取り扱う商品に「複数の金融商品・サービスをパッケージするもの」は含まれておりません。
  2. (2)原則6(注3)および補充原則1~5 :当社は「金融商品の組成に携わる金融事業者」ではありません。